防災団体やろうよ!こどもぼうさい代表。 2015年の夏頃までは、防災が大の苦手でした。でも今は、全国で子ども向けの防災教室や、防災普及の講演活動を行なっています。2018年7月に全国公開した防災啓発ドキュメンタリー映画『いつか君の花明かりには』の共同監督。 日々の活動や楽しく備える方法などを不定期で更新していきます。よろしくお願いいたします。
2020年6月27日土曜日
今すぐできる防災ワンアクション②【非常用持ち出し袋を用意しよう!】
2015年に東京都の全世帯に配布された『東京防災』で勧められている10の防災アクションのまとめ第2弾、「非常用持ち出し袋を用意しよう」です。
参照:『東京防災』90〜91ページ
先日の第1弾で書かせていただいた「日常備蓄」とは似ているようで違います。日常備蓄は「家庭内避難」つまりライフラインが止まった自宅で過ごすために必要な備えであるのに対し、非常用持ち出し袋は自宅での避難生活ができない時に避難所などでの「家庭外避難」が必要な時のための備えです。家庭外避難が必要な状況ということは、命を守ることを最優先すべき危急の事態であることを意味していますので、すぐに持ち出せて避難所まで持ち歩ける大きさ・重さであり、命を守るために個人の必要にかなった必要最低限な中身であることが必須です。日常備蓄とは別の考え方で両方を備えておく必要がありますね。
前述の通り命を守るために必要なものは個人によって異なりますが、入れておくと良い基本的な物は『東京防災』90〜91ページに記載されています。これに加えて個人にとって必要なものを入れておきましょう。大雨などの荒天の中、また地震後のがれきの中で持ち運べる重さは大人でも5kg程度の重さが適正とされています。無理なく持ち運ぶことができるか、実際に背負って歩くなどして試してみることをお勧めします。またお子さんがいるご家庭なら、ぜひそれぞれの子ども用の非常用持ち出し袋も用意しましょう!子どもたちが自分の命を守る助けになるだけでなく、しましょう!子どもたちが日頃から防災意識を持つよう教える上でも役に立つと思います。
外で働いている方は、職場にも非常用持ち出し袋を準備することが勧められています。ライフラインが止まった職場に泊まることや徒歩で帰宅しなければならない状況を想定して中身を考えることができます。
今すぐできるぼうさいワンアクション!避難所での生活を想像して自分にとって・家族にとって必要なものを準備するようにしましょう!まだ準備しておられない方は非常用持ち出し袋を用意しましょう!すでに準備されている方は、もう一度中身をチェックしてみましょう!
やまざきひかる
※この記事は2015年10月に投稿した記事の内容をブラッシュアップして再度投稿したものです。
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