2020年7月19日日曜日

今すぐできる防災ワンアクション④【部屋の安全を確認しよう】


2015年に東京都の全世帯に配布された『東京防災』で勧められている10の防災アクションのまとめ第4弾、「部屋の安全を確認しよう」です。

参照:『東京防災』94~95ページ

建物の耐震性が大きな進み、大きな地震でも家が崩壊するリスクは少なくなってきたと言われています。しかし倒壊しない建物の中でも、大きな揺れが起こると家具や家電が凶器と化します。高層住宅の上階ではさらにその危険は大きくなります。

今住んでいる家の中には、どんな危険がありますか?家族でチェックしましょう!
 ▼避難経路となるドアや廊下が家具の転倒などでふさがれませんか?
 ▼倒れてきそうな家具はありませんか?
 ▼ストーブに倒れかかって火事を引き起こすような位置に家具はありませんか?
 ▼緊急地震速報を聞いてすぐに逃げ込めるような安全な部屋はありますか?

大きな揺れによって背の高い家具や冷蔵庫などは倒れ、テレビなどは水平に2~3m飛んできます。引き出しは飛び出し、窓や家具のガラスは割れます。地震での負傷者の30~50%は家具類の転倒・落下によるそうです。家具の配置を工夫したり家具を固定するだけでこのケガのリスクを大幅に減らすことができます。具体的な提案は『東京防災』95ページをご覧ください!

次回は家具固定の具体的な方法について取り上げたいと思います。まずは家の中の危険についてすぐにチェックし、改善できることがあれば実行しましょう!

やまざきひかる

※この記事は2015年10月に投稿した記事の内容をブラッシュアップして再度投稿したものです。

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