2015年に東京都の全世帯に配布された『東京防災』で勧められている10の防災アクションのまとめ第7弾、「避難先を確認しよう」です。
皆さんは自分の住んでいる場所や働いている場所から近い避難場所・避難所を把握しておられますか?知らないという方は、各自治体が準備している『防災マップ』から、今すぐに確認しましょう!ウェブ上で閲覧することができるものも多いので「(自治体名) 防災マップ」で検索してみましょう!
避難場所には①一時避難場所、②広域避難場所、③避難所があるのをご存知でしたか?まずはこの違いを理解しておきましょう。
【一時避難場所】
避難勧告や避難指示が出た場合、また災害が発生した時に一時的な避難所として指定されている場所のことです。各自・各家族で住民が集まって様子を見て、必要であれば「広域避難場所」へ移動する前の中継地点ということもできます。公園や学校のグラウンドなどが指定されることが多いです。
【広域避難場所】
大きな地震などによる火災が延焼拡大するなどして地域全体が危険になったときに避難する場所のことを指します。一時避難場所が危険になった際にこの広域避難場所に集団で避難します。大勢の命を守るのに必要な広い面積が必要ですので、大きな公園や団地・大学などが指定されることが多いです。
↑一時避難場所・広域避難場所のマーク
【避難所】(収容避難場所)
災害で家を失うなど、自宅で生活することができない人が一定期間生活するための施設のことです。学校の体育館や公民館などが指定されることが多いです。災害用備蓄倉庫を併設している場合も多いようです。
↑避難所のマーク
どうでしょうか?言葉やマークは似ていますが、それぞれに違いがあることが分かりました。この違いを理解しておくと、家族で待ち合わせする場所やバラバラになってしまった時に探す場所などを事前に決めておくことができます。
避難場所・避難所が分かったら、天気の良い時に一度そこまでのルートを歩いてみることもお勧めです!避難ルートに大雨が降ったときに危険そうな場所・大地震の後に危険そうな場所があれば、迂回ルートも考えておけるかもしれません。いざという時に安全に避難するために実践しておきましょう。
地域によっては、地震の時と大雨の時などで、指定されている避難所が異なる場合があります。自分の地域については、そういった細かい情報もしっかり把握しておくようにしましょう!
やまざきひかる
※この記事は2015年11月に投稿した記事の内容をブラッシュアップして再度投稿したものです。