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2015年11月5日木曜日

【シチュエーション別・地震対策】④電車・地下鉄の中で



通勤・通学・お買い物・旅行など、電車に乗る機会は多くあります。
親子で一緒に乗ることもありますし、子どもが1人で乗ることもあるかもしれません。

電車は、大きな地震を感知すると自動的に緊急停車するようになっています。緊急停車の際には将棋倒しになってしまう危険もあります。
慌てずに、状況に応じて次のルールを実践しましょう。

①座っている場合は姿勢を低くして頭をカバンなどで守りましょう。
②立っている場合は手すりなどにしっかりつかまって転ばないようにしましょう。
③揺れが収まったら乗務員の指示に従いましょう。
④ドアを手動で開けて、勝手に線路に降りないようにしましょう。

韓国で地下鉄火災が発生した時に、何人かの乗客が濛々と立ち込める煙の中、静かに車内に座っている映像をご覧になったことがあるかもしれません。典型的な正常性バイアスと多数派同調性バイアスの表れだとも言われています。緊急避難的な難しい判断が求められる場合もあるかもしれません。いざという時に落ち着いて判断ができるよう、電車に乗ったら普段からのイメージを怠らないようにしましょう。子どもたちにも教えてあげてください。

また自分の判断で線路に降りると、下記の危険があることも覚えておきましょう。
・高圧の電線に触れてしまう恐れがある。
・全列車が停車しているかわからないので、電車にひかれてしまう恐れがある。
・再出発時に安全確認に時間がかかってしまう。

地下鉄では地上を走る電車とは異なった判断が求められることもあります。
数日前にとてもわかりやすいニュース記事がありました。参考になりますので、ぜひ読んでみてください。

『地下鉄で大地震 乗客が覚えておくべきこと』

やまざきひかる

2015年10月11日日曜日

多数派同調性バイアス

10月8日に広島市で発生した火災で、残念なことに3名の方が亡くなりました。
死傷された方々が2回の同じ部屋におられた可能性があるとの報道を聞いて、防災心理学の「多数派同調性バイアス」を思い出しました。(今回の火災で同調性バイアスが関係していたという報道は今のところありません)

『あの街に桜が咲けば』上映後の小川光一監督による講演でも何度か耳にしている言葉なので気になって調べていました。ある心理学者の研究によると、不意の災害に見舞われた際に落ち着いて行動できる人はわずか10〜15%ということで、ショック状態で何もできなくなってしまう人が大多数だそうです。密室で火災に気付いた時点で全員が何もできない状態の場合に「多数派同調性バイアス」が働くと、どうして良いか分からないので周囲の人の動きを探り同じ行動をすることが安全と思い込んでしまうようです。結果全員が逃げ遅れてしまうと。同じ状況で、1人でも落ち着いて状況を判断して避難することを選ぶことでその部屋の全員が助かったというケースも多いようです。

これは火災の時だけに働く心理ではありません。地震などの発災時や津波警報、避難勧告、避難指示の時にも働くかもしれません。自分は何の準備もせずに前述の落ち着いて行動できる10〜15%に入る自信はありません。災害が起こった時にどう行動するか日頃からイメージしておくことや防災心理学をもう少し勉強するなどの積み重ねでその自信をつけていけたらと思います!

やまざきひかる