防災団体やろうよ!こどもぼうさい代表。 2015年の夏頃までは、防災が大の苦手でした。でも今は、全国で子ども向けの防災教室や、防災普及の講演活動を行なっています。2018年7月に全国公開した防災啓発ドキュメンタリー映画『いつか君の花明かりには』の共同監督。 日々の活動や楽しく備える方法などを不定期で更新していきます。よろしくお願いいたします。
2015年10月13日火曜日
危険な場所に生きているという認識を!
昨日(2015年10月12日)東京のお茶の水女子大講堂で行われた【桜ライン311減災会議】に出席しました。『桜ライン311』とは陸前高田市の津波到達ライン170kmに17000本の桜を植えるプロジェクトです。再び陸前高田市を津波が襲う時、後代の人たちが桜のラインより上に逃げることによって命を守ることを目指しています。それとともに、もう二度と災害によって同じ思いをしてほしくないと強く願って活動しています。
減災・防災について本当に考えさせられる内容でした。最後に訴えられた、「考えているだけではなくて行動してください!被災しないでください!私たちの後悔を繰り返さないでください!」という言葉が今も強く心に残っています。災害は必ず起こり被害をゼロにすることはできないので、どう被害を少なくするかを考えて実行することが「減災」です。
昨日の会議の内容から一つピックアップします。
スイスの保険会社スイス・リーが2013年に行った調査が紹介され、私たち一人一人が危険な場所に生きているという認識を持つことがすすめられました。この調査は世界616都市を対象に洪水、嵐、高潮、地震、津波などのリスクなどで被災する人口を推計して危険度を比較した調査です。ワースト1位、つまり災害に対して世界で最も危険な都市はどこだと思いますか?そうなんです。『東京・横浜圏』です。人口が密集していること、埋め立て地域が多いこと、道路が狭いことなども要素として挙げられているそうです。ちなみに『大阪・神戸圏』がワースト4位、『名古屋圏』がワースト6位に入っています。 また日本は非常に狭い国土ながら世界平均の2倍以上の雨が降ります。世界の活火山の7%(110個)がこの狭い国土にあります。大きな地震の発生頻度も世界4位(1980年~2000年の年平均)です。先日の関東・東北豪雨で大雨を降らせた線状降水帯は、今回被害を受けた地域以外のどこにでもかかる可能性もありました。
私たちには自分の周りでは災害は起こらないと考えたがる傾向がありますが、絶対に安全な場所なんて存在しないことを意識しないといけないですね。①認識する→②災害を理解しイメージする→③アクションし訓練する→④高い意識を継続する。続けていきたいです。
「考えているだけではなくて行動してください!被災しないでください!私たちの後悔を繰り返さないでください!」
やまざきひかる
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