2015年10月15日木曜日

親の手本



10月13日のブログに続き、10月12日に出席した『桜ライン311防災会議』からもうひとつ、最後の質疑応答でお聞きしたことをピックアップします。

2015年10月1日付で『やろうよ!こどもぼうさい』という防災団体(任意団体)を立ち上げました。子どもたちと子どもを持つ親世代の方々に、さらに防災・減災に関心を持ってもらえるような活動を目指しています。立ち上げたばかりで手探りで自信がない部分も多いので、この防災会議の機会に「子どもたちに防災について何を・どのように教えることが大切でしょうか?」と質問しました。

桜ライン311の前副代表・佐藤一男さんが答えてくださいました。
現在は防災士でもある佐藤さんは3人の小さな子どもたちのパパで、岩手県陸前高田市で被災され自宅は津波で流されてしまいました。(佐藤一男さんの体験談

ご自分の体験を踏まえ、次のようにアドバイスをくださいました。
「自分は子どもの頃、おじいさんから伝えられてきたことを繰り返し繰り返し教えられました。それは、津波が来たら人より先に逃げろ、大きな地震が起きたらテレビを見ている時間はない、逃げることを笑うやつのことは信じなくていい、といったことでした。大事なのは家庭で子どもの心に刷り込むこと、親がやって見せること、何度も何度も繰り返し語り行動に結びつけることだと思います。」

親の『生き方』には親の『言葉』よりも大きな力があります。
災害時に自分の命を守ることについても繰り返し言葉で教えることに加え、防災・減災に高い関心を持ち続けるという親の手本を見せることも本当に大切なんですね!

防災団体『やろうよ!こどもぼうさい』でも、子どもたちだけではなく、手本を示す立場の同年代の親の皆さんにも伝染するような活動を考えていきたいと思います。

たくさんのことを感じられた防災会議に感謝です。

やまざきひかる

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