2015年10月23日金曜日

オフィスの防災




社会人が1日の大半を過ごすオフィスで被災する可能性は高いですよね。
親子の防災からは少し離れますが、今日はオフィスの防災について少し調べてみました。

減災のためにオフィスでできることもたくさんあります。会社が動いてくれることを待たないで個人個人が「自助」を意識して備えるなら、企業全体を守ることにもなります。

パソコンを固定しバックアップを取る
パソコンが落ちたり飛んだりして壊れるのを防ぐために固定することと、大切なデータを守るためこまめにバックアップを取るようにしましょう。遠隔地にある外部のサーバーを利用することもできます。

避難経路を確保する
自宅の場合と同じです。避難路となる通路やドアが塞がれることはないでしょうか。日頃からの整理整頓が災害時にも役立ちます。

オフィス什器・家具を固定する
これも自宅の対策と同じです。背の高いキャビネットやロッカー、ウォーターサーバーなどを倒れないように固定したり、キャスターのついたコピー機などが動かないように対策したりしましょう。特に高層階では長周期振動を想定した対策が必要です。
『東京防災』104〜105ページ参照

非常用物品や機材を備蓄する
帰宅できないことを考えて3日分程度の水と食料を、またケガに備えて医薬品も準備しましょう。備蓄品は倉庫の奥深くなどにしまいこまず、いつでもすぐに取り出せる場所に置いてください。

帰宅のために備えておく
自宅までの距離が概ね20km以上だと帰宅困難と想定されています。東日本大震災当日は電車などが止まり500万人以上の帰宅困難者が発生しました。首都直下地震発生時には社員を一定時間社内に待機させることで混乱を抑える「一斉帰宅抑制」が推奨されています。待機後に徒歩で帰宅する場合には何が必要でしょうか?ヘルメット・歩きやすい靴・方位磁石・地図・ライト・水筒・非常食・簡易トイレなど、各自必要と思われるものを会社に備えておきましょう。帰宅が無理と判断し会社に泊まる場合には寝袋や歯ブラシなども必要かもしれません。

安否確認方法を決めておく
社外に外出していることを想定して会社との、またもちろん家族との安否確認の方法をあらかじめ決めておきましょう。電話回線がパンクすることが考えられます。電話やメール以外に、災害伝言ダイヤル・TwitterやFacebookなどを利用することも検討しましょう。


このほかにも、社内で防災訓練をすることでイメージを共有しておくこと、災害時の任務分担をあらかじめ決めておくこと、周辺企業や地域との連携を常に保っておくことなどもいざという時に役立ちます。

繰り返しになりますが、会社が動いて準備してくれるのを待つのではなく個人ができる備えを今やりましょう!

やまざきひかる


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