11月15日(日)に、友人2家族と一緒に多摩市で防災ピクニックをしました。
初めての体験だったので手探りでしたが、いろいろなことが学べたと思います。
大人3人・子ども7人の大所帯。最年少の4歳の子を含めた全員が自分用の非常用持ち出し袋を背負いました。京王永山駅の前に集合して、広域避難場所に指定されている都立桜ヶ丘公園までの道のりを、大きな地震が起こった時に危なそうな箇所をチェックしながら歩きました。
↓危険個所を見つけて、なぜ危険か?どのように逃げられるかを書きました。
大人の足なら15分ほどで歩ける距離ですが、何度か立ち止まって子どもたちが危険個所を書き留めていたこともあり、結局1時間以上かかって公園にたどり着きました。大人の足で簡単に歩けると思える距離でも、重い非常用持ち出し袋を背負いながら子どもの足で歩くのは想像以上に大変だということが分かりました。でも全員最後まで自分の足で歩けました!
↓最年少の4歳の子も、一生懸命書いてくれました!
公園に到着して最初に行ったことはランチの準備です。各自が持ってきたアルファ米を、今回は水で作ってみました。水だと60分ほどかかるのですね。
アルファ米が食べられるようになるまでの間にプチ防災講座ということで、①新聞紙でスリッパ作り、②牛乳パックで食器作りを体験しました。避難所では、室内での生活のためのスリッパが不足することが多いようです。今回体験した子どもたちは、避難所で新聞紙さえあればみんなの分のスリッパも作ってくれることでしょう!この日は朝まで雨が降っていたので、子どもたちは作った新聞紙スリッパにレジ袋をかぶせて芝生の上を走り回っていました。滑って転んだり激しく走りすぎてビニールが破れたりとハプニングが続出でしたが、みんなとっても楽しそうでした!
牛乳パックは、縦半分に切ってラップをかぶせてお皿にしました。また下の角の部分を斜めにカットすると立派なスプーンになります。(『東京防災』208ページ参照)
さて、いよいよ非常食の試食です。水で作ったアルファ米はしっかりやわらかくなっていました。賞味期限間近の缶詰も食べました。そして火を使わずに発熱材と水で熱い蒸気を発生させることで食品を温めることができる防災グッズも試してみました。わずか10分ほどでレトルトカレーがアツアツになりました。コンロなどの火が無い状況でも温かいものが食べられるので便利です!
食事に関して感じたことが幾つかありました。まずは子どもたちが食べる量。アルファ米を多く作りすぎたかなと思いましたが、結局足りませんでした…。育ちざかりの子どもたちのための備蓄量をしっかりと見極めるべきですね。
そしてアルファ米が美味しいということも知りました。学校でアルファ米を食べた経験のある子どもたちが「美味しくないから絶対アルファ米は食べないよ!」と言っていたのですが、いざ出来上がると美味しい美味しいと言って食べてくれました。五目御飯やドライカレーなど豊富な種類が販売されていますので子どもの好みを知っておくと良いかもしれません。一方で缶詰や乾パンを食べられない子どもたちがいました。せっかく備蓄する食べ物が子どもたちの食べられないものばかりにならないように注意したいものです。避難生活では気持ちが沈むので、楽しく美味しく食事をすることが大切だという方もおられます。何を・どれぐらい備蓄するかということを、もう一度しっかり考えてみたいと思います。
防災ピクニックはまだ続きます。食事の後の体験はまた明日のブログに書きたいと思います。
やまざきひかる
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