防災団体やろうよ!こどもぼうさい代表。 2015年の夏頃までは、防災が大の苦手でした。でも今は、全国で子ども向けの防災教室や、防災普及の講演活動を行なっています。2018年7月に全国公開した防災啓発ドキュメンタリー映画『いつか君の花明かりには』の共同監督。 日々の活動や楽しく備える方法などを不定期で更新していきます。よろしくお願いいたします。
2015年11月6日金曜日
本所防災館に行ってきました③
11月3日に家族で行った本所防災館で体験した残り3つのリポートです。
最初の体験・地震については11月4日のブログに書きました。
◇消化体験
水道水の入った消火器とモニターを使った消火体験でした。
消火器を使うのは、好奇心から消火器をぶっ放して止まらなくなって焦った中学生の時以来でした(笑)これまたインストラクターの方が子どもたちにもわかりやすく説明してくださいました。手順はたった3つで①ピンを抜く→②ホースを火元に向ける→③レバーを握る。煙や炎ではなく燃えているものに消化液をかける、といった感じでした。さらに私にとって新鮮に感じた説明もありました。消火器を使うときは逃げ道を確保し、すぐに逃げられるように逃げ道に背中を向けた位置で消化する。炎が天井まで達したら消火器が何本あっても消化できないので、そうなったら逃げる!
いざという時に消火器をスムーズに使う自信はありますか?一度体験しておくと自信が持てます。
◇暴風雨体験
風速30mの暴風+30mmの豪雨、その後に30mの暴風のみを体験しました。
手すりがあるのでつかまって立っていることはできましたが、完全防備したはずのカッパの袖口や襟元から水が侵入してきました。顔を上げることはできませんので、実際の暴風雨だったら歩くことは危険です。会話もできず、ただ耐える時間でした。
近年は1シーズン毎に必ず遭遇しているゲリラ豪雨に対しても、できる備えをしておかなければいけませんね。
◇煙体験
立ち込める煙の中、暗い建物内を移動するという体験でした。もちろん煙は無害です。
煙は上の方に行くので身を低くして移動するわけですが、真っ暗な部屋ではどうするか知っていますか?壁を手で触りながらゆっくり移動しますよね?その時に普通に手のひらを使って壁を触ると、手のひらや指を切ったり指を挟んだりしてケガをするかもしれません。そうするとその後の避難でどこかにつかまるなどの動作ができなくなるので、手をグーにして手の甲で壁を触るようにするといいそうです。ドラえもんの手でね。
煙に巻かれると自宅でも方向感覚が分からなくなります。初めて行く場所などでは地震の備えと同様に、最初に非常口と避難経路を確認するようにしましょうね!
本所防災館ではこのほかに、都市型水害と応急手当が体験できます。
都内ではほかに、池袋防災館と立川防災館があります。防災の体験ができる施設は全国にもあります。
私たち家族も、また行ってみようと思います。小さな子どもから大人まで楽しく体験ができるように工夫されています。ぜひ定期的に通ってみてください!
やまざきひかる
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