防災団体やろうよ!こどもぼうさい代表。 2015年の夏頃までは、防災が大の苦手でした。でも今は、全国で子ども向けの防災教室や、防災普及の講演活動を行なっています。2018年7月に全国公開した防災啓発ドキュメンタリー映画『いつか君の花明かりには』の共同監督。 日々の活動や楽しく備える方法などを不定期で更新していきます。よろしくお願いいたします。
2015年11月7日土曜日
今やろう!その⑧【家族会議を開こう】
9月に配布された冊子『東京防災』ですすめられている10の防災アクションについて、その⑧【家族会議を開こう】です。
参照:『東京防災』122~123ページ
家族全員が参加して防災会議を開きましょう!
さて何を話し合いますか?もちろんそれぞれの家族に合った内容を話し合うことが必要ですが、手始めに下記の4つの項目について話し合ってみてください。
(1)役割分担を決める
・家族が一緒に自宅で地震に遭遇した時に、揺れが収まってからやることをあらかじめ分担しておきましょう。
・例えば火元を消す担当、ブレーカーを落とす担当、避難経路を確保して扉を開ける担当、非常用品を出してくる担当、お年寄りや病人を保護する担当などを決めておくと慌てずに行動することができます。
(2)連絡方法、合流場所を決める
・家族が別々の場所で被災した時に無事を知らせる方法と連絡を取り合う方法、待ち合わせする場所を決めておきましょう。
・電話回線はつながりにくくなる可能性が高いです。電話やメール以外に連絡を取り合う方法が有効です。インターネット回線は比較的影響を受けにくいと言われていますので、インターネット回線を使ったSNSなどの活用(TwitterやFacebookなど)を検討することができます。
・『災害伝言ダイヤル』や『災害伝言版』を活用することもできます。活用方法を家族全員がマスターしておきましょう。(詳しくは「今やろう!その⑨」のブログに書く予定です)
・合流場所は自宅近くの一時避難場所や広域避難場所などが良いですが、場所が広くまた人も多いと思われるので、ジャングルジムの前とか噴水の前など具体的な場所を決めておくと良いと思います。
・何らかの理由で待ち合わせ場所に行けなかったりそこが使えなかったりする可能性を考えて、第2候補まで決めておくと良いかもしれませんね。
・自宅に滞在できない状況であれば、例えば玄関のドアに避難先を書いておくことなども約束事として決めておけるかもしれません。
(3)子どもが1人の時にどうするか決める(教える)
・子どもたちだけで留守番しているとき
→自分自身の身の守り方(机の下にもぐることや布団をかぶって頭を守ることなど)
→火の始末の仕方(元栓、ブレーカーの切り方など)
→出口の確保(ドアを開けて椅子などでおさえておくことなど)
→避難経路・避難場所の確認
→非常用持ち出し袋の保管場所(子どもたちも自分用のリュックを準備しましょう)
→家族との連絡方法
→その他、家庭の必要に応じて約束事を決めておきましょう。
・子どもたちだけで外出しているとき
→避難場所(待ち合わせ場所)
→避難経路(子どもたちだけでよく行く場所からの避難経路を決めておくと良いかもしれません)
→連絡方法(家族の電話番号のメモ・携帯電話や小銭を持たせることができます)
(4)避難場所と避難経路を決めておく
・家族で避難する場所を決めておきましょう。自宅や職場付近の避難場所を知っておくことについては11月2日のブログで書きました。
・自宅から一時避難場所まで、また一時避難場所から広域場所までの避難経路を決めて地図を作成しておき、実際に家族で歩いて危険個所をチェックしておくと良いでしょう。
決めておくことがたくさんありますが、圧倒されないでくださいね。
子どもたちや家族それぞれが持っている考えや不安を互いに伝えることができる有意義な時間になること間違いなし!
手始めにこの4つについて話し合ってみると、そこからどんどん家族の防災の話が広がります。我が家もそんな感じになり、もう遅いから寝て続きはまた明日ということになりました(笑)
この繰り返しが家族の防災意識を高めていくんですね!
やまざきひかる
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿